独アウディ、ハンガリー工場で電気モーターの量産開始

独高級車大手アウディのハンガリー子会社アウディ・フンガリアは24日、ハンガリーのジュール工場で電気モーターの量産を開始した。現在は、従業員約100人が電気モーターの生産に従事しており、年内に130人以上に増える予定。また、現在の1シフトから、近く、1日3シフト制に移行する。

アウディ・フンガリアはは、数千万ユーロを投資して電気モーターの生産設備を整備した。部品搬送に無人輸送車を活用するなど最新技術を導入した。電気モーターの試験設備もある。現在の生産能力は1日あたり約400基で、段階的に引き上げていくことができる。

ジュール工場で生産した最初の電気モーターは、ベルギーのブリュッセル工場で生産するアウディ初の純粋な電気自動車「eトロン」に搭載される。

■2017年のエンジン生産、196万5,165基

アウディ・フンガリアでは2017年にエンジン196万5,165基を生産した。ジュール工場では、ガソリンエンジン6機種、ディーゼルエンジン3機種を生産しており、最高出力は63kW(86PS)~470kW(639PS)の幅がある。従業員約6,000人が1日あたり約9,000基を生産している。同工場で生産したエンジンは、アウディを傘下に持つフォルクスワーゲン(VW)・グループの世界32工場に出荷している。

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