ドイツの自動車用照明・電子部品大手ヘラーは、17/18年度(5月末)決算は大幅な増収増益になったと発表した。売上高は、為替相場変動の影響を受けながらも7.2%増の71億ユーロに拡大。営業利益も8.8%増の5億8,100ユーロを確保した。好業績には自動運転機能やデジタル化など自動車業界の新たなトレンドが大きく寄与しているとしている。営業利益率は8.2%だった。
売上高の推移は市場専門家の予想通りだったが、営業利益は専門家の平均値を超えた。今年度の具体的な見通しについてヘラーは明言を避けているが、ロルフ・ブライデン社長は、自動車業界の技術トレンドを的確にとらえ業績拡大につなげていきたいと語る。
同社は8月10日の事業報告会で最終決算と新年度の業績見通しを発表する。