ストリート・スクーター、独保険大手アリアンツと提携

独郵便・物流大手のドイツポストDHLグループは19日、電動小型商用車を開発・生産する子会社ストリート・スクーターが、独保険大手のアリアンツと提携すると発表した。アリアンツの保険商品により、法人顧客の電気自動車の導入を後押しする。修理代の負担を軽減するなど、総保有コスト(TOC)を低減し、中小企業にも電気自動車を利用し易くする。当初はドイツでスタートし、今後、他の市場にも販売を広げ、保険商品やサービスも増やしていく。

アリアンツはストリート・スクーターの車両向けに賠償責任保険と車両保険を提供する。アリアンツの保険商品はすでに、「フォード自動車保険」のブランドでドイツ国内の一部のフォードディーラーで販売している。

ストリート・スクーターは、アーヘン工科大学(RWTH)が中心となって2010年に設立された新興企業で、ドイツポストとストリート・スクーターは2011年に集配業務に適した電気自動車の開発で協力を開始。ドイツポストは2014年12月に同社を買収した。

ドイツポストは現在、6,000台を超えるストリート・スクーターの車両を書簡・小包の配送業務に投入している。これまでの走行距離は合計で2,600万キロメートルを超えている。

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