独ダイムラー、米バッテリー工場を着工

2018年10月12日発行 No.662号

独自動車大手のダイムラーは5日、米アラバマ州タスカルーサで乗用車部門メルセデス・ベンツ・カーズの新しいバッテリー工場の鍬入れ式を行った。新工場はタスカルーサにあるメルセデスベンツの乗用車工場(MBUSI:メルセデスベンツU.S.インターナショナル)から11キロメートルの近距離にある。将来はタスカルーサの乗用車工場で生産する新ブランド「EQ」の電動SUVにバッテリーを供給する計画。また、バッテリー工場と併せて建設する新しい物流センターは2019年に稼働する予定。

新工場の建設により、ダイムラーの世界におけるバッテリー工場のネットワークは、カーメンツ、シュツットガルト・ウンタートュルクハイム、ジンデルフィンゲン(以上、ドイツ)、北京(中国)、バンコク(タイ)、タスカルーサ(米国)に計8工場となる。

各バッテリー工場は、国内の完成車工場にバッテリーを供給するほか、必要に応じて輸出にも対応する。メルセデス・ベンツ・カーズは2022年までに各シリーズから少なくとも1種類の電気駆動モデルを販売する計画。同計画が実現するとメルセデス・ベンツ・カーズのラインアップの電気駆動モデルは、130モデルを超える。

「EQ」は、Eモビリティに特化したメルセデスベンツの新ブランド。ダイムラーは、EQモデルの生産拠点を世界に6カ所、バッテリー工場は世界に8工場を設ける計画。

■ 新モデル「GLE」の量産開始

タスカルーサ工場(MBUSI)では同日、メルセデスベンツのSUV「GLE」の新型モデルの量産を正式に開始した。新型「GLE」は、新しいSUVプラットフォームをベースにしている。

タスカルーサの乗用車工場では伝統的にSUVを生産しており、現在は、「GLE」、「GLEクーペ」、「GLS」シリーズを生産している。これらのモデルはタスカルーサ工場のみで生産しており、同工場で生産した車両のうち3分の2を輸出している。

同工場では現在、このほか、「Cクラス・セダン」を北米市場向けに生産している。タスカルーサ工場の従業員数は現在、約3,700人で、2017年は30万台以上を生産した。

ダイムラーは米国に従業員約2万6,000人を抱えている。

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