独自動車大手のダイムラーは8日、高級車ブランドのメルセデスベンツの9月販売台数が前年同月比8.2%減の20万2,819台になったと発表した。今年9月からすべての新車に欧州連合(EU)の新たな燃費・排ガス試験方法「乗用車等の国際調和排ガス・燃費試験方法(WLTP)」が導入されたこととモデルチェンジの影響を受けた。
ダイムラーによると、欧州域内で9月1日以降に新車登録されたメルセデスベンツの全車両はWLTPをクリアしたものの、一部の国では認証手続きが遅れたという。また、モデルチェンジが販売減に影響した。
1月~9月までの販売台数は前年同期比0.4%減の181万1,471台となり、前年同期を若干下回った。1月~9月の市場別販売では、欧州が前年同期比4.7%減の68万8,956台。このうち、ドイツは5.6%減の21万7,943台だった。米国は同7%減の22万5,384台にとどまった。一方、中国は同13.1%増の50万707台と好調だった。