住友商事、ストックホルムでカーシェア開始

住友商事(東京都千代田区)は5日、欧州住友商事(ロンドン)とスウェーデンの首都ストックホルムで11月から、カーシェアリングサービスを開始すると発表した。2018年5月に設立した住友商事の100%子会社アイモソリューション(ストックホルム)を通じて実施する。電気自動車300台を投入し、2020年までに5万人の利用者獲得を目指す。

ストックホルム市内の大部分をカバーする特定の地域内でどこでも貸出・返却ができるフリーフローティング型のカーシェアリングサービスを提供する。スマートフォンのアプリを通して車両の検索から決済までを完了することができる。

今後の計画としては、他の国の都市への進出も視野に入れている。将来的には、カーシェアリングを公共交通機関、タクシー、スクーター、自転車等のあらゆる移動(モビリティ)サービスと連携させた総合的なモビリティプラットフォームの提供へと発展させていく。

住友商事グループは、既存の事業基盤とデジタル技術を組み合わせ、より便利で豊かな社会創りの実現を目指していく方針を示している。カーシェアリングサービスは、先進国の都市部が直面している渋滞、大気汚染、駐車場不足などの解決に寄与すると見られている。

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