スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは10日、米半導体大手エヌビディアとの提携を強化すると発表した。次世代モデルにエヌビディアの人工知能(AI)車載コンピューター「NVIDIA Drive AGX Xavier」を搭載する。これによりボルボは、自動運転機能の開発を効率化してコストを削減できるほか、レベル2以上の運転支援機能を装備できるようになる。該当する新モデルは2020年代初頭から量産を開始する予定。
ボルボは次世代モデル向けの最新プラットフォーム「SPA2」にNVIDIA Drive AGX Xavierを搭載する。同コンピューターには世界初の自動運転用プロセッサー「NVIDIA Xavier SoC(システム・オン・チップ)」が組み込まれており、自動車の周囲360度の状況認識やドライバー監視システムなどに対応できる。