カナダの自動車部品大手マグナは、ドイツ・ザールランド州のズルツバッハにある工場で50人を9月末付けでリストラした。ズルツバッハ工場ではスポイラーやフロント・グリルなどの外装部品を生産している。リストラ後の従業員数は580人となる。
金属労組IGメタル・ザールブリュッケンのパトリック・ゼルツァー副委員長によると、当初は150人を削減する計画だった。マグナは5年前にも、コスト削減のためズルツバッハにある2工場を統合する人員削減計画を発表。2014年3月までに従業員を690人から440人に削減する計画だったが、労組の反対で実施が遅れていた。
今回のリストラでは、主に物流部門が対象となった。
IGメタルによると、マグナは同事業拠点でさらなる人員削減を計画しているという。