欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は10月22日、自動車部品部門のマニエッティ・マレリをカルソニックカンセイに62億ユーロで売却することで合意したと発表した。誕生する新会社は売上高が152億ユーロに達し、世界7位の独立系自動車部品メーカーとなる。
カルソニックカンセイは親会社のCKホールディングスを通じて、マニエッティ・マレリを買収する。2019年上期の買収手続き完了を予定している。CKホールディングスは買収に伴い、社名を「マニエッティ・マレリCKホールディングス」に変更する。
マニエッティ・マレリはイタリアのミラノに本社を置く企業。照明やパワートレイン、電子部品などに強みを持つ。2017年会計度の売上高は82億ユーロだった。
両社は自動車メーカーが自動運転、コネクテッドカーなど次世代技術にシフトする流れに対応するため統合を決めた。