仏内外装部品大手GMD、独同業シェーファー・エスタールを買収

自動車の内外装部品を手掛ける仏GMDはこのほど、経営再建中の独同業シェーファー・エスタール(ヴュルツブルク)を買収した。樹脂部門の強化と高級車向け内装部品のポートフォリオ拡充が狙い。従業員600人の雇用は維持する。

GMDは買収を通じ、ドイツ国内2カ所とハンガリーにあるシェーファーの拠点を取得する。シェーファーは、ここ数年は受注も多く売上も拡大していたが、設備投資がかさみ資金繰りに行き詰ったことから昨年4月に会社更生法の適用を申請していた。ヨアヒム・エクスナー破産管財人は「全従業員の雇用を守れたことは大きな成功だ」と述べた。

シェーファーは1981年の創業。アウディ、BMW、ランボルギーニ、ポルシェ、ロールスロイス、ベントレーなどの高級車に製品を供給する。

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