シュコダ、チェコの本社工場でドローンを試験運用

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダ自動車は、ムラダー・ボレスラフの本社工場でドローン(無人航空機)の使用試験を行っている。ドローンは工場の外に置かれている容器の数を空中から計測することができ、将来は在庫管理などへの投入が期待されている。

ドローンは、同社が20万ユーロを投資してチェコのドローンメーカーRobodrone Industriesと共同開発した。光を用いた測定技術であるライダー(LIDAR)技術を搭載。毎秒30万枚の画像を取り込みながら3D地図を生成し、これを基に自動飛行する。同時に容器の数を計測する。

ドローンの試験運用は5月から実施されており、現在の試験段階では1日に3回自動飛行して工場の外にある容器を計測し、データを物流部門のコンピューターに自動送信している。次の段階では気象観測機能を備えた充電基地を用意し、ドローンが気象データを活用しながら自動で基地に戻り充電できるようにする。

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