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自動車産業ニュース

独シェフラー、英国2工場を閉鎖

独自動車部品大手のシェフラーは11月6日、英国事業を大幅に縮小する計画を発表した。英国にある3工場のうちプリマスとラネリーの2工場を閉鎖するほか、ヘレフォードとサットン・コールドフィールドの2カ所にある物流センターをヘレフォードに集約する。

今回の決定は、経営戦略「アジェンダ4プラスワン」の一環である「グローバルフットプリント」において、シェフラーの世界拠点の戦略的将来性、経済性、長期的な持続可能性などを分析した結果に基づくもの。同分析によると、シェフラーが現在、英国工場で生産している製品のうち国内に供給しているのは全体の15%にとどまり、大部分は欧州大陸の国々に輸出している。2工場の閉鎖は2年以内に実施する計画で、生産の一部をドイツ、中国、韓国、米国に移管する。シェフラーは今回の決定について、英国の欧州連合(EU)離脱による不透明感が決断を早める結果となったが、英国市場を分析した結果における様々な要素の一つに過ぎない、と説明している。

■5拠点で1,000人超を雇用

シェフラーは現在、プリマス、ラネリー、シェフィールドの3工場とヘレフォードとサットン・コールドフィールドの物流センター2カ所を持つ。従業員数は合わせて1,000人を超える。

英国工場のうち最大規模のシェフィールド工場では、乗用車およびトラクター向けのクラッチを組み立てており、同工場は英国に残る。閉鎖が決まったプリマス工場は、シェフラー傘下のバーデン・コーポレーションが運営しており、スピンドルベアリング、シェフラーの産業部門用の機械部品、航空宇宙・防衛産業向けの特殊ベアリングを生産している。また、ラネリー工場では、メカニカルタペットのほか、自動車業界(OEM)や一部の産業顧客向けに特殊ベアリングを生産している。

ヘレフォード(自動車用アフターマーケット製品)とサットン・コールドフィールド(産業用製品)の物流センターは約120キロメートル離れている。シェフラーによると、サットン・コールドフィールドの大部分の従業員は、サットン・コールドフィールド近くに借りる予定のオフィスに勤務できる見通し。

独経済紙『ハンデルスブラット』によると、英国工場ではシェフラーの世界全体の従業員数9万2,000人のうち約1,100人が勤務している。今回の事業縮小により、英国における従業員数は半数に削減すると見られている。

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