ダイムラー、北京に2カ所目のR&D拠点を建設

独自動車大手のダイムラーは14日、中国の北京に研究開発センター(Daimler R&D Tech Center China)を建設する計画を発表した。2014年に設立したメルセデスベンツの研究開発センターに続き、北京における2カ所目の研究開発拠点となる。北京汽車(BAIC)との合弁会社である北京ベンツ・オートモーティブ(BBAC)の工場敷地内に建設する計画で、2020年に開設する予定。投資は総額11億元超(約1億4,500万ユーロ)を予定している。

新しいR&D拠点の建設は、中国市場がさらに拡大すると見込んだ措置。ダイムラーは2018年2月末には、北京に第2工場を建設し、BBACの生産能力を増強する計画も発表している。

新R&D拠点には、試験棟とオフィス棟を建設する計画。総面積は5万5,000平方メートルとなり、最大で従業員600人が勤務することができる。2階建ての試験棟には試験車両250台を収容するための倉庫・駐車スペースを確保する。また、最新の試験設備などを導入する計画で、電気駆動装置や充電技術、シャーシ、排ガス、車内の空気汚染、騒音・振動・ハーシュネス(NVH)、車両試験、耐久試験など幅広い分野の試験を実施できる体制を整える。

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