独自動車用照明・電子部品大手のヘラーは9日、中国の自動車メーカー、北京汽車(BAIC)が主導するインテリジェントな交通インフラを開発するためのコンソーシアムに参加すると発表した。自動車と信号機など周辺の交通インフラとの通信技術の開発などで協力する。同コンソーシアムにはすでに内外から13社が参加している。
中国でヘラーのエレクトロニクス分野を統括するフランク・ペツニック氏はコンソーシアムへの参加について、「ネットワーク化された自動運転技術の開発で協力するための良い機会となる。まずはレーダーセンサーとフロントカメラ・ソフトウエアに関するノウハウで協力する」との見解を示している。
ヘラーとBAICグループはすでに協力関係にあり、ヘラーとBAICグループ傘下の北京海納川汽車部件股彬有限公司(BHAP)は2014年から自動車用照明システムの合弁会社を運営している。2018年4月には、ヘラーとBHAPが新たに電子部品生産の合弁会社を設立する契約書を締結した。新会社は両社にとって2番目の合弁会社となる。