独エーベルスペッヒャー、仏カロリを買収

自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは6日、商用車と特殊車両向けの空調システムを手掛ける仏カロリ(リヨン)を完全買収すると発表した。ポートフォリオを拡充して新市場に参入するとともに、卸売り事業を強化する。

当初はNAFTA(北米自由貿易協定)圏と南米を重点攻略し、その後アジア太平洋地域に拡大する。将来的に商用車・特殊用途車用の空調製品の世界シェアトップを目指す。

カロリの空調システムは建設・農業・林業用車両のほか、救急車、マイクロバス、キャンピングカーなどに採用されている。2017/18年度における売上高は2,200万ユーロ。リヨンの拠点で100人を雇用するほか、中国・中山の工場で50人を雇用している。

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