VW商用車販売数、1-10月は0.4%減

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は15日、1~10月の商用車の世界販売台数が40万9,300台となり、前年同期比で0.4%減少したと発表した。9月に欧州連合(EU)ですべての新車に新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP:乗用車などの国際調和排出ガス・燃費試験法)が適用されたのに伴い、全生産ラインで対応を迫られたことが影響した。地域別では西欧で微増となった一方、トルコとメキシコは大きく後退した。

販売台数を地域別にみると、西欧は0.1%増の27万7,600台で、主力のドイツは1.7%増の10万3,400台に伸びた。中核市場のスペインと英国でそれぞれ8.1%、1.7%拡大したものの、イタリアは1.7%、フランスは9%減少した。東欧は4.2%増の3万4,300台だった。

アフリカは25.7%増の1万5,200台、南米は10.3%増の3万8,000台と好調だった。アジア・太平洋地域も3.1%増の2万2,100台に伸びた。

メキシコは18.5%減の7,000台、トルコは39.1%減の1万3,300台と大きく後退した。

車種別で最も多かったのは「トランスポーター」(16万5,900台、2.5%減)で、「キャディ」(13万800台、5.1%減)、「アマロック」(6万7,700台、3.7%増)、「クラフター」(4万5,000台、19%増)と続いた。

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