欧州自動車工業会(ACEA)が14日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2018年11月の新車販売(登録)は112万1,162台となり、前年同月に比べ8.0%減少した。減少は9月から3カ月連続。1~11月の累計は、前年同期比0.8%増の1,416万278台だった。
欧州連合(EU)では9月から、すべての新車に新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP)が適用され、8月の新車登録が駆け込み需要で急伸(前年同月比31.2%増)した反動が11月もEU加盟国のほとんどで出た。
主要5カ国の11月の新車登録は、ドイツ(9.9%減)、フランス(4.7%減)、英国(3.0%減)、イタリア(6.3%減)、スペイン(12.6%減)のいずれも前年同月を下回った。
メーカー別では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループが10.9%の減少。2位のPSAグループ(5.8%減)、ルノー・グループ(16.0%減)も低迷した。
日本メーカーは、トヨタ・グループ(3.8%増)が販売を伸ばした一方、日産(30.8%減)、ホンダ(13.2%減)は大幅な落ち込みとなった。