スウェーデンの乗用車大手ボルボ・カーズは4日、2018年の世界販売が前年比12.4%増の64万2,253台となり、過去最高を記録したと発表した。SUVラインアップを軸に、好調の米国、中国、欧州市場が全体を押し上げた。記録更新は5年連続。12月単月では前年同月比2.8%増の6万157台だった。
18年の販売台数を地域別にみると、欧州が前年比6.4%増の31万7,838台、米国が20.6%増の9万8,263台、中国は14.1%増の13万593台だった。欧州ではSUV「XC40」とステーションワゴン「V60」の新モデルが人気だったほか、中国では現地生産の「XC60」および大型セダン「S90」が、米国ではSUVシリーズが販売台数増に貢献した。
1-12月の販売台数をモデル別にみると、最も売れたのは「XC60」の18万9,459台で、これに「XC90」(9万4,182台)、「V40/V40クロスカントリー」(7万7,587台)、「XC40」(7万5,828台)、「S90」(5万7,142台)が続いた。