仏自動車部品大手のヴァレオは4日、ITサービス大手のキャップジェミニと設立した車両予約・管理ソリューション「ムービンブルー(Mov’InBlue)」を、プライベート・カーシェアリング「ドライヴィ(Drivy)」と連携させると発表した。セルフ式カーシェアリングサービスの開発加速が目的。今後、同ソリューションを利用する企業やレンタカー会社は、ドライヴィのプラットフォームを通じて保有車両をカーシェアリングサービス向けに使うことが可能になる。
ムービンブルーはスマートフォンで車両の施錠・解錠、スタートができる技術をベースにしており、レンタカー会社や企業は顧客に対し時間や場所の制限を設けずにサービスを提供できるメリットがある。今回の連携により、ドライヴィのユーザー250万人がムービンブルーのサービスを利用できるようになり、企業は保有車両のより最適な使用が可能になる。
ヴァレオで都市型輸送ソリューション部門を統括するマーク・ヴレコ社長は「経済的なだけでなく環境的なコストを削減するためには車両利用の最適化が必要だ。それはムービンブルーの活用とドライヴィとの連携で達成できる」と述べた。