仏ヴァレオと米LED大手クリー、最先端の自動車ライトシステムを開発

仏自動車部品大手のヴァレオは、米ラスベガスで開催された国際家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」(2018年1月9日~12日)において、米LEDメーカーのクリー(CREE)と開発した自動車照明技術「ピクチャービーム・モノリシック(PictureBeam Monolithic)」を公開した。同技術は、高精細(HD)なライティングシステムにより対向車の幻惑を生じさせないハイビーム環境を作れるほか、路面に車両の挙動情報などを投影することもできる。

同照明技術ではピクセルを光源に直接形成することで従来のシステムより小型化を実現している。ピクセルは数千単位で配置が可能で、個別制御ができるためドライバーの要求や道路環境に応じて柔軟に調整できる。

ヴァレオのヴィジビリティシステム事業部の最高技術責任者であるレリグネー氏は「(同ソリューションは)将来のモビリティ、特に自動運転車向けの機能開発に道を開く」と述べた。

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