ZF、ルーマニアのエンジニアリング会社BeeSpeedの自動車部門を買収

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは1月1日付でルーマニアのエンジニアリングサービス会社BeeSpeedの自動車部門を買収し、子会社化した。インテリジェントブレーキシステムの開発のほか、ソフトウエア、IT、機械システム分野を強化するのが狙い。

BeeSpeedは2008年からZFのアクティブセーフティー部門と提携関係にあり、ブレーキシステムを共同開発してきた。長年の信頼関係を通して自動車部門のBeeSpeed Technical Engineering Center S. R. L.がZFグループに統合される。新子会社はルーマニア西部にある中・東欧最大のティミショアラ工科大学内に拠点を置き、約100人のエンジニアを抱える。BeeSpeedで自動車部門の責任者を務めたセヴァー・シドン博士が引き続きエンジニアチームを率いる。今後はZFのブランド力や工科大学との提携を活かしてエンジニアの規模を2020年までに230人に拡大する。

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