VWがエチオピアで完成車を組み立て、「サブサハラ戦略」の一環

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は1月28日、エチオピアで完成車の組み立てを行うと発表した。サハラ砂漠以南の「サブサハラ」地域の事業を強化する戦略の一環で、同国の投資委員会(EIC)と趣意書を交わした。組み立てのほか部品製造の現地化、次世代型モビリティコンセプトの導入、研修施設の設立を通じ、同国をアフリカ西海岸の自動車ハブに発展させる。

VWによると、エチオピアの過去10年間の国内総生産(GDP)成長率は平均8%超。同社でサブサハラ地域を統括するトーマス・シェーファー氏は「エチオピアは経済が急成長しており、アフリカで2番目に人口が多い。「サブサハラ戦略」を推進するうえで理想的だ」と述べた。

VWはすでにガーナ、ナイジェリアでも組み立て工場の建設を決定しており、ナイジェリアはサブサハラにおける3カ国目の事例となる。

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