独フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下の高級車大手アウディは8日、1月の世界販売が14万4,650台となり、前年同月比で3%減少したと発表した。
地域別でみると、中国(香港を含む)は前年同月比5.1%増の6万4,000台となり、1月としては過去最高を記録した。欧州は前年同月比8.5%減の5万5,300台に低迷した。うちドイツは同1.5%増の2万3,359台、スペインは14.6%減の4,227台、イギリスは27.5%減の8,558台だった。2018年9月から導入された欧州連合(EU)の新たな排ガス・燃費基準「乗用車等の国際調和排気ガス・燃費試験法(WLTP)」の影響で全体的に販売が伸び悩んだ。ロシアは24%増の900台、米国は1.8%減の1万4,253台、北米全体では5.2%減の1万6,900台となった。
マーティン・サンダー営業担当取締役は、「WLTP導入の影響で厳しいスタートとなったが、2019年はPHEV(プラグインハイブリッドカー)モデルをさらに強化したい」と語っている。