商用車大手スカニア、伊ミネラルウォーター大手にLNG車両を供給

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下のスウェーデン商用車大手スカニアは4日、伊ミネラルウォーター大手のサンペレグリノの輸送業務に主力モデル「R410」の液化天然ガス(LNG)燃料車両が使用されると発表した。サンペレグリノの瓶詰工場とマドンにある物流センターとの35キロメートルの区間の往復輸送に投入するもので、排出量と騒音の低減への貢献が期待されている。

スカニアはサンペレグリノの提携物流会社に50台のR410・LNG燃料モデルを納入しており、その大半がサンペレグリノの操業に使用される。これにより、年間でCO2を500トン削減できるほか、従来のディーゼルエンジンモデルに比べて静粛性でも優れた効果が期待できるという。

サンペレグリノは今春、生産施設の大規模な拡張を予定している。これに伴い輸送量の大幅な増加が見込まれるのに加え、交通渋滞を避けるため主に夜間の輸送を計画していることから、大気汚染と騒音の増加が懸念されていた。

上部へスクロール