三菱電機(東京都千代田区)は6日、チェコ子会社Mitsubishi Electric Automotive Czech s.r.o.(MEAC)の敷地内に新工場を建設し、欧州で需要拡大が見込まれる電動車両用モーター・インバーターの生産能力を増強すると発表した。投資規模は約12億円。2020年4月の稼働を予定している。
MEACは、プラハから北西に約25kmのスラニー市に本社を置く。従業員数は423人(2019年1月末時点)で、自動車電装品(ISGモーター、オルタネーター、スターター、電動パワーステアリングモーター制御ユニットなど)の生産・販売を事業とする。
新工場では、48ボルトハイブリッド車用のISGシステムなどを生産する。ISGシステムは、スターター兼ジェネレーターで、モーターおよびモーターを制御するインバーターで構成されている。