スウェーデンSSABの鉄鋼材使用の自動運転バス、フィンランドで公開

スウェーデンの鉄鋼大手SSABは12日、同社の自動車用鉄鋼材「Docol」を使用した自動運転バス「ガチャ(Gacha)」がフィンランド・ヘルシンキで公開されたと発表した。ガチャはフィンランドの新興企業センシブル4(Sensible4)が開発した全天候型バスで、良品計画(東京都豊島区)がデザインを担当している。4月からヘルシンキに隣接したエスポーで運行を開始し、その後国内の3都市にも拡大する。

ガチャは定員16人。運転席がなく、前後どちらにも走行できる。車体にSSABの高強度精密チューブ「Docolチューブ780」と「Docolチューブ980」を、シャシに高強度低合金鋼の「Docol700LA」を使用し、車体重量を2,000kgに抑えている。

センシブル4は2021年までにガチャを公共交通機関に普及させることを目指している。

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