米自動車大手のフォードは13日、商用車「トランジット」の3モデルに「スポーツ」仕様車を投入すると発表した。エンジン性能を向上させたほか、デザインではボンネットのスポーツストライプが特徴となる。ドイツ市場で年央の投入を予定する。
大型バンの「トランジット・カスタム・スポーツ」は2リットル「エコブルー」ディーゼルエンジン(最高出力136kW)を搭載し、最大トルクをベースモデルから9%増となる415Nmに引き上げた。走行100キロメートル(km)あたりの燃費は6.9リットル、走行1kmあたりのCO2排出量は151グラム。6速MTと6速ATが選択できる。
中型バンの「トランジット・コネクト・スポーツ」は1.5リットル「エコブルー」ディーゼルエンジン(最高出力88kW)と6速MTを搭載し、走行100kmあたりの燃費は5.2~5リットル、走行1kmあたりのCO2排出量は135~130グラムとなる。
小型バンの「トランジット・クーリエ・スポーツ」はディーゼル車とガソリン車を用意する。ディーゼル車は1.5リットルTDCIディーゼルエンジン(最高出力74kW)に6速MTを組み合わせ、走行100kmあたりの燃費は4.5リットル、走行1kmあたりのCO2排出量は117グラムとなる。ガソリン車は1リットル「エコブースト」ガソリンエンジン(74kW)を搭載し、走行100 kmあたりの燃費は5.8リットル、走行1 kmあたりのCO2排出量は131グラムとなっている。