独エンジニアリング会社のFEVは3月21日、英コベントリー大学と共同で同地にクリーンモビリティのための研究開発(R&D)センター「C-ALPS(Centre for Advanced Low-Carbon Propulsion Systems)」を開設したと発表した。低排出のパワートレインに関する学術的かつ実践的な知見を集め、次世代の電気モーターやハイブリッド(HV)システム、内燃エンジンの開発につなげる。
C-ALPSは敷地面積が3,700平方メートルで、コベントリーのテクノロジーパーク内に設置された。自動車をはじめ航空宇宙、船舶、鉄道の各分野を対象に、クリーンな駆動システムの開発を必要とするOEMや中小規模のサプライチェーン企業、提携団体に技術サービスを提供していく。
C-ALPSでは、ターボチャージャー、触媒コンバーター、バッテリーシステム、電気装置などのパワートレイン部品用のテストベンチやシミュレーション機器を備える。FEVによると、これら設備は現時点の英国で最先端のものを導入している。