独物流大手のダクサー は、ドイツのシュツットガルトで、市内の歩行者ゾーン周辺に電動トラックと電動アシスト自転車で配送業務を実施する特別地区(約4平方キロメートル)を設けた。他の都市にも同様の取り組みを広げていく方針を示している。独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。同紙によると、ダクサーは現在、ケルン、フライブルク(以上、ドイツ)、パリ、コペンハーゲンなど、欧州20カ所で同様のプロジェクトを実施している。ただ、ダクサーのベルンハルト・シモン社長は、このような取り組みを広げていくにあたり、電動トラックの調達の難しさがネックになっている、と指摘している。なお、同社長は長距離輸送に関しては、従来のディーゼルトラックの代わりとして、電動トラックではなく燃料電池トラックにチャンスがある、との見解を示している。