独独コンチネンタルのベルトコンベア遠隔監視、加のカリ塩輸出に使用

独自動車部品大手のコンチネンタルは4日、ミュンヘンで8日~14日まで開催される国際建設機械見本市「バウマ(bauma)2019」で、ベルトコンベアの遠隔監視システムを公開すると発表した。移動式の超音波装置を用いてベルトのカバーゴムの摩耗度合いを検出するもので、ベルトコンベアの状態把握を通じて効率的な稼働を実現する。同システムはすでにカナダ・バンクーバー港における輸出用塩化カリウムの運搬に使用されている。

同システムはコンチネンタルのオンライン・サービスポータル「コンチ・プラス」を通じて運用する。同ポータルはベルトコンベアの稼働に伴う全てのデータの収集・評価と文書化が可能。収集データはデータベースに蓄積されることにより、将来のベルト交換時期の予測が可能になり、コンベア寿命を最大限伸ばせるようになる。

バンクーバー港の塩化カリの運搬量は1時間当たり最大2,500トンに達し、ベルトコンベアには強い負荷がかかる。

カナダは世界最大の塩化カリウムの輸出国。天然資源省によると、2017年の輸出量は約1,900万トンで、世界全体の貿易量のおよそ40%を占めた。

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