米フォード、「プーマ」をコンパクトSUVとして復活

米自動車大手のフォードは3日、2002年頃まで販売していた小型クーペ「プーマ」をコンパクトSUVとして復活させるとしてティーザー画像を公開した。2020年に市場投入する予定。

この新コンパクトSUVの標準モデルは1.0リットルの3気筒ターボガソリンエンジン「エコブースト」(114KW/155PS)を搭載するが、48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたモデルも販売する。マイルドハイブリッドモデルは減速時のエネルギーを回生し、48Vのリチウムイオン電池に蓄電し、加速時に電気モーターでエンジンをアシストする。二酸化炭素(CO2)排出量は最大10%削減できるという。走行性能や燃費は明らかにされていない。

新コンパクトSUVは、「フィエスタ」のプラットフォームを採用し、コンパクトでスポーティなアエロダイナミックデザインとなっている。ヘッドランプはポルシェ911のようにフェンダーのかなり上部に装備している。トランクルーム容量は最大456リットル。販売価格は2万ユーロからの設定となるもよう。ルーマニアのクライオバ工場で生産する予定。フォードは2008年から同工場に15億ユーロを投資して近代化してきた。

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