BMW、自動運転式プラットフォーム「Autobox」を試験導入

独自動車大手のBMWグループはこのほど、ドイツのディンゴルフィングにあるアフターセールス用の物流センターに、電気駆動の自動運転式輸送プラットフォーム「Autobox」を試験導入した。物流センターに搬入された交換部品を、顧客に発送する前に一時保管しておく場所まで効率よく運ぶことができる。

「Autobox」の面積は約20平方メートルで、20ケース(総重量で最大20トン)まで運搬することができる。これは従来の構内運搬車両と同等の輸送量に相当する。また、「Autobox」が一時保管スペースの所定の場所に到着すると自動で充電を開始する仕組み。

「Autobox」は、ナビゲーションスキャナー4基を装備しており、建物のインフラに機器を設置するなど手を加える必要はない。また、倉庫内で作業している従業員や他の輸送機器との事故を防ぐため、衝突防止用スキャナー8基も装備している。当該スキャナーは、「Autobox」の立ち入り禁止スペースへの侵入を防ぐためのセンサーとしても機能するという。

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