独自動車大手ダイムラーとロシア商用車大手カマズとの合弁会社DAIMLER KAMAZ RUS(DK RUS)は5月27日、タタルスタン共和国のナベレジヌィエ・チェルヌィに建設したトラック用キャビンの新しい生産施設を開設した。これにより、メルセデス・ベンツおよびカマズのトラック用キャビンを現地生産する。
新しい生産施設の面積は5万9,600平方メートルで、投資は約2億ユーロ。120台を超えるロボットなど最新の生産設備を導入した。従業員数は最大700人を予定している。これにより、DK RUSの従業員数は1,000人を超える。
生産能力は年5万5,000台で、ロシア市場向けのメルセデス・ベンツ「アクトロス」と「アロクス」のキャビンおよびカマズの長距離トラック用のキャビンを生産することができる。部品はロシアのサプライヤーから150種類以上を現地調達する。
DK RUSはこの10年間に、ナベレジヌィエ・チェルヌィの工場でロシア市場向けのメルセデス・ベンツとFUSOブランドのトラックを3万台以上、組み立ててきた。