VW、ホログラムのサウンド操作システムを開発

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)はこのほど、オーストリアのヴェルター湖で開催したGTIイベントで、立体的な映像が空中に表示される「ホログラム」を使ったサウンドシステムの操作システムを披露した。

ショーカー「ゴルフ GTI オーロラ」のトランクルームに装備した小型モジュールの上にホログラムが表示される仕組みで、操作する際には、3Dメガネやセンサー付き手袋といった道具は必要ない。空中に表示された操作ボタンなどで、再生・停止、音量の調整、選曲などの操作を行うことができる。

同システムは、VWの子会社フォルクスワーゲン・グループ・コンポーネンツが開発した。同子会社の開発責任者であるマーク・メラー氏によると、同システムは、ソフトウエア・アルゴリズムと仮想化技術を使用しており、ユーザーの操作意図を認識し、実際の操作に反映させることができる。なお、量産車への導入にはまだ時間がかかる、とコメントしている。

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