BMW、燃料電池搭載の電動VTOLを共同設計

米新興企業のアラカイ・テクノロジーズはこのほど、燃料電池を動力源とする電動の垂直離着陸機(VTOL)「Skai」のプロトタイプを発表した。「Skai」は、独自動車大手BMWグループの米子会社デザインワークスと共同設計した。

「Skai」は、シンプルなデザインが特徴の5人乗りモデルで、電気モーター6基を搭載する。飛行時間は最大4時間、航続距離は400マイルで、ミュンヘン~ハンブルク間あるいはワシントン~ニューヨーク間の距離に相当する。当初は、パイロットが操縦し、将来は自動運転で移動できるようにする方針。

アラカイ・テクノロジーの共同創業者であるブライアン・モリソン社長兼最高技術責任者は「Skai」の投入分野について、渋滞の緩和や自然災害の際の物資輸送など、商用輸送(タクシーなど)、貨物輸送、個人モビリティとして様々な用途に投入できるとの見解を示す。

アラカイ・テクノロジーは2015年の設立で、米マサチューセッツ州のホプキントンに本社を置く。

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