EU新車販売、5月は0.1%増加 1/2

欧州自動車工業会(ACEA)が18日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2019年5月の新車販売(登録)は140万518台となり、前年同月に比べ0.1%増加した。2018年9月から2019年4月まで8カ月連続で減少が続いていたが、5月は僅かに増加に転じた。1~5月の累計は、前年同期比2.1%減の673万7,491台だった。

5月の新車販売のうち、2004年以降にEU入りした新規加盟国(EU12カ国)が前年同月比6.2%増と伸びている一方、EU15カ国(2004年のEU拡大以前の加盟国)は0.5%減少している。EU15カ国のうち、主要5カ国を見ると、ドイツ(9.1%増)とフランス(1.2%増)で前年同月を上回った一方、スペイン(7.3%減)、英国(4.6%減)、イタリア(1.2%減)では販売が低迷した。

メーカー別では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループが前年同月に比べ2.1%の減少だった。フランス勢は、PSAグループは4.3%増加した一方、ルノー・グループは3.7%減少した。

日本勢は、トヨタ・グループ(11.8%増)、マツダ(11.6%増)、三菱自(22.1%増)が2ケタの増加だった一方、日産(17.9%減)、ホンダ(18.6%減)は2ケタ台の下げ幅となり、明暗を分けた。

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