欧州商用車販売、5月は8.5%増加 1/5

欧州自動車工業会(ACEA)が25日発表した商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における2019年5月の商用車新車販売は、前年同月比8.5%増の23万357台だった。販売増加は1月から5カ月連続となる。主要5カ国では、ドイツ(24.7%増)、フランス(12.6%増)が2ケタの伸び率だったほか、英国(4.8%増)、イタリア(4.7%増)、スペイン(1.5%増)も前年同月を上回った。1~5月の累計は、前年同期比6.5%増の110万2,276台となっている。

5月のセグメント別の登録台数は、すべてのカテゴリーで前年同月を上回った。3.5トン以下の小型商用車は前年同月比5.8%増の18万6,800台。主要国では、スペイン(0.1%減)が微減となったものの、英独仏伊の4カ国はいずれも販売が伸びた。

3.5トン超の中・大型トラックは、前年同月比21.6%増の3万9,364台、16トン以上の大型トラックも、前年同月比21.2%増の3万1,910台と2ケタの伸び率だった。

バスも、前年同月比23.3%増の4,193台と好調だった。バスは2カ月連続で減少していたが、増加に転じた。英国(22.6%減)とイタリア(14.9%減)が大きく落ち込んだ一方、フランス(50.3%増)、ドイツ(45.5%増)、スペイン(32.3%増)が大きく伸びた。

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