独自動車大手のダイムラーはこのほど、新車プラットフォームを運営するCarwowに資本参加した。計2,800万ユーロを調達するCrawowの投資ラウンドに参加したもので、ダイムラーは今回の出資によりCrawowの監査役会に1名を送り込む。独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。
Crawowは英国で事業を展開しており、2016年にドイツ事業(Carwow
Deutschland)を立ち上げた。Carwow
Deutschlandでは、顧客が購入を検討するモデルについて国内のディーラーの販売価格やサービスの評価、納車時期などを比較することができる。
『オートモビルボッヘ』紙によると、Carwow
Deutschlandのフィリップ・セイラー・フォン・アメンデ社長は、ダイムラーの出資による事業モデルの変更はないが、データ交換の可能性などを検討する意向を示している。例えば、同プラットフォームを通して、顧客の購入の決め手となる要因(保証期間、割引など)や人気モデルの分析などを行うことができるとしている。