Opel:独オペル、IAAで電動車を中心に4新モデルを公開

仏自動車大手PSAの独子会社オペルは15日、9月12日~22日に開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)で公開予定のモデルラインナップについて発表した。6代目となる新型「コルサ」の純粋電気自動車(EV)「コルサ-e」やSUV「グランドランドX」の4WD・プラグインハイブリッド(PHV)「グランドランドXハイブリッド4」など、電気駆動車を軸に4つのモデルを公開する。

「コルサ-e」は容量50kWhのバッテリーを搭載し、最大航続距離で330キロメートル(WLTP:欧州連合(EU)の新排ガス検査方式)を確保している。最高出力は136PS。小型車セグメントとして初めて、グレアフリー(防眩)ハイビーム機能を持つLEDマトリクス・ライトシステム「IntelliLux」を搭載する。

「グランドランドXハイブリッド4」は1.6リットル4気筒直噴ガソリンターボエンジン(最高出力200PS)と最高出力109PSの電気モーター2基を組み合わせ、システム総出力で300PSを引き出す。バッテリー容量は13.2kWh(電圧300V)。電気駆動のみで52キロメートル(WLTP)走行できる。

このほか、コンパクトカー「アストラ」とバン「ザフィラ」の新モデルも公開する。新型「アストラ」は先代モデルと比べてCO2排出量を最大21%削減したほか、空気抵抗係数(Cd)を0.26まで改善し、燃費向上と低排出を実現している。4世代目となる新型「ザフィラ」は全長4.6メートル、4.95メートル、5.3メートルの3タイプがあり、最大で9人が乗車できる。