Opel:独オペルの新型「アストラ」、Cd値を0.26に改善

仏自動車大手PSAの独子会社オペルは15日、次世代「アストラ」のエアロダイナミクス性能について発表した。ハッチバックとスポーツツアラー・エステートの両モデルで空気抵抗係数(Cd)を0.26まで改善し、燃費向上と低排出を実現している。9月12日~22日に開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)で公開する予定。

新型「アストラ」はCd値を下げるため、速度やエンジン冷却水の温度に応じてフロントグリル部のシャッターが自動開閉する機能「アクティブグリルシャッター」を搭載する。同機能はエンジン冷却の必要性が低い時にはシャッターが閉じて空気抵抗を減らすもので、アストラではグリルの上部と下部を互いに独立して開閉させる「フルフェイス・アクティブグリルシャッター」を装備する。オペルによると、同機能を通じたCd値の減少により走行1kmあたりの二酸化炭素(CO2)排出量を最大で2グラム削減できる。また、アンダーボディをフラットパネルで覆い空力効率を高めており、全体で走行1キロメートルあたりのCO2排出量を4.5グラム(WLTP:欧州連合(EU)の新排ガス検査方式)削減できるという。

オペルはシュツットガルト大学自動車・エンジン研究所(FKFS)と共同でエアロダイナミクス性能を最適化する研究に取り組んできた。

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