Continental:独コンチネンタル、ハノーバー工場で農機用スマートVベルトの生産開始

独自動車部品大手のコンチネンタルは8月22日、ハノーバーの本社工場でスマートセンシング技術を活用した農業機械用Vベルトの生産を開始したと発表した。投資額は250万ユーロ。需要が拡大する農機向け駆動部品のポートフォリオを拡充し、農業機械向け事業の競争力を強化する。

同社のVベルトはセンサーを利用して傷み具合などをリアルタイムで監視し、交換時期を事前に予測することで予防的なメンテナンスができるようになる。新設備ではこれまでより幅が10インチ大きい40インチのVベルト(ワイドVベルト)を生産できるようになる。

コンバインハーベスターやトラクターなど最新の農業機械は構造や性能が複雑・高度化しており、高性能の駆動部品に対する需要が高まっている。これに応えるため、コンチネンタルはワイドVベルトのほか、皮膜処理したVベルトや複合Vベルト、Vリブドベルトなどの製品ポートフォリオを拡充することで個々の顧客に対するソリューション提供を強化している。

上部へスクロール