フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズは8月20日、米テネシー州のデイトンで建設を進めている新工場の敷地で、北米本社ビルの工事に着手したと発表した。来年年央の完成を見込む。工場はそれに先立ち年初から操業を開始する。
北米本社ビルは2階建てで、会議室やオフィスに加え、ジムスペース、庭園、サウナなどを備える。施設の面積は2万6,500平方メートル。最大で100人が勤務する。
ノキアンタイヤズは北米市場の売上を2023年までに2倍に引き上げる目標を掲げており、デイトン工場はそのための中核拠点となる。工場では北米市場のニーズに対応した高級タイヤを生産し、顧客開拓を強化していく方針だ。新工場の生産規模が年400万本に達した時点での雇用数を約400人と見込んでいる。