アイルランド自動車工業会(SIMI)によると、2018年通期の同国の乗用車新車登録は12万5,557台となり、前年に比べ4.4%減少した。小型商用車は、前年比5.55%増の2万5,561台、大型商用車(バスを含む)は、前年比0.5%減の2,590台だった。
中古乗用車の輸入は、前年比7.81%増の10万755台となり、初めて10万台を超えた。中古商用車の輸入は、小型商用車が前年比2.9%減、大型商用車も前年比0.5%減と、やや低迷している。
乗用車のうち、電気自動車の新車登録は1,233台となり、前年の622台から98.23%増加した。ディーゼル車の割合は54%、ガソリン車(ハイブリッド車を含む)は44%だった。
SIMIのブライアン・クック氏は、乗用車の新車登録の減少について、英国の欧州連合(EU)離脱の問題とそれに伴うポンド安が影響していると指摘。この2年間に中古乗用車の輸入は急増しており、2018年は初めて10万台を超えた、とコメントしている。
2018年の乗用車販売の上位5ブランドは、1.フォルクスワーゲン(VW)、2.トヨタ、3.現代、4.フォード、5.日産――だった。
モデル別では、1.現代「ツーソン」、2.日産「キャシュカイ」、3.フォード「フォーカス」、4.フォルクスワーゲン(VW)「ゴルフ」、5.シュコダ「オクタビア」――が上位を占めた。