日産自動車は1月24日、ロンドンで営業する米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズのドライバー向けに、完全電気自動車(EV)の「リーフ」を2,000台供給することでウーバーと合意したと発表した。ウーバーの電動車導入支援プログラム「クリーンエアプラン」の一環で、ドライバーは特別価格でリーフを購入できる。ウーバーはロンドンで営業するドライバー約4万5,000人の使用車両を2025年以降にすべて電動化することを目指している。
2019年1月に導入されたクリーンエアプランではロンドン市内の走行料金を1マイル当たり15ペンス引き上げ、ドライバーの電動車導入を支援する基金として活用する。ウーバーのロンドンの平均的なドライバーは基金から補助金と日産のディスカウントにより、出費を4,500ポンド節約できるという。ウーバーはロンドンのドライバーのEV導入に初年度で8,000万ポンド、今後数年で2億ポンド以上を拠出する予定。
ウーバーに提供するリーフは英サンダーランド工場で生産する。最高出力は40kWh、1回の充電で最大168マイル走行できる。