独トレイトン、生産休止・縮小

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)・グループの商用車子会社トレイトン(TRATON)は19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、欧州工場の生産を大幅に縮小または一時休止すると発表した。ドイツの工場に関しては当局に時短労働者手当(操業時間の短縮による従業員の給与削減の一部を政府が補償する措置)を申請する。なお、陸運業界による食料品や医薬品の供給を確保するため、顧客向けのサービスや交換部品の供給は継続する。

トレイトン傘下のスウェーデン商用車大手スカニアは、3月25日からすべての欧州工場で生産を休止する。スウェーデン、オランダ、フランスの工場が対象となる。修理工場のサービスや交換部品センターは営業を続ける。

MANトラック・アンド・バスは3月23日から、ドイツ工場の大部分の従業員を対象に時短手当を申請する。ミュンヘン工場は3月19日から生産を休止している。

トレイトン傘下ブランドの南米工場は、これまでのところ生産を継続している。

トレイトンの管理部門の従業員は3月13日から在宅勤務となっている。また、3月23に予定していた年次会見は中止した。

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