スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは20日、新型コロナウイルスの感染拡大への対応策として、欧州および米国の拠点で生産の一時休止やテレワークの導入を進めていくと発表した。ベルギーのヘント工場を4月5日まで閉鎖するほか、スウェーデンのトルスランダ、スコブデ、オロフストロムおよび米サウスカロライナ州の工場で3月26日から4月14日まで操業を停止する。また、ヘント工場とスウェーデン・ヨーテボリ本社の事務系従業員は3月26日からテレワーク勤務となる。
同社のサミュエルソン社長は、目下の関心事は従業員の健康と会社の事業を守ることだとした上で、政府当局による支援策のおかげで、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を軽減する行動を迅速にできたと述べた。