独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は19日、チェコ工場の生産を休止すると発表した。18日の22時にムラダー・ボレスラフ、クヴァシニ、フルラビの3工場の生産を停止した。少なくとも2週間、休止する。現時点では4月6日の生産再開を予定している。同社では19日の午後15時時点で3人の感染者が確認されている。
シュコダ自は国内に従業員約3万7,000人を抱えている。生産休止中は、全従業員を対象に、3月18~29日までは給与の70%を、3月30~4月5日までは75%を支払う。
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中国では生産再開、露・印工場も操業継続
シュコダ自によると、中国では、VWと第一上海汽車(SAIC)との合弁会社である上海フォルクスワーゲン(SVW)でシュコダモデルを生産する工場はすべて操業を再開した。ロシア工場は19日時点では、通常通り稼働している。インドのアウランガーバード工場は生産能力が大きく制限されているものの、操業を続けている。プネー工場では、インド戦略「INDIA
2.0」により、新しいモデルシリーズを生産する計画のため、現在、生産を停止している状況にある。