仏自動車大手のルノーは、仏競合のPSAグループなどによる仏独のバッテリー・アライアンスに参加するもようだ。メディア報道によると、ルノーはアライアンスへの参加に消極姿勢を示していたが、株主でもあるフランス政府からの要請を受け、参加を決めたもよう。
仏ラジオ局「Europe 1」によると、仏政府は、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている自動車産業への支援措置の見返りとして、ルノーにアライアンスへの参加を求めたとされる。アライアンスには、PSAとPSAの独子会社オペル、仏石油大手トタルの電池子会社サフトが参加している。
独経済紙『フランクフルターアルゲマイネ』によると、ルノー・グループは、連合を組む日産や三菱自と韓国のLG化学などからバッテリーを調達しており、競合であるPSAグループとの協力には消極姿勢を示していた。