独高級スポーツカーメーカーのポルシェは5月27日、駐車関連のサービスを提供するアプリ「Parken Plus」を開始したと発表した。まずはドイツの250都市で利用できる。利用可能な駐車場はアプリに一覧を表示している。また、明細書は、毎月電子メールで送付される仕組み。ポルシェは近く、米国など国外市場にも同アプリを導入していく予定。ポルシェによると、当該アプリは、他の自動車メーカーの顧客も利用することができる。
利用者は、スマートフォンに当該アプリをダウンロードすると、アプリで駐車券を購入したり、駐車時間の経過を確認したりすることができる。駐車時間切れを15分前に知らせるシステムで、アプリで駐車時間を延長することもできる。
また、スタート・ストップ機能により、実際に駐車した時間のみを課金する仕組み。このほか、70都市では、例えば、パンを買うために短時間の駐車をする場合に、無料の短時間駐車チケットを使用することができる。
顧客はさらに、ポルシェIDカードを使えば、無接触(コンタクトレス)で駐車場に入ることができる。当該サービスは、国内の約300カ所の駐車場で利用可能で、駐車券を入口で受取り、自動精算機で支払う手間が省ける。大部分の駐車施設では、IDカードを高く掲げるだけでよいが、場合によっては、入り口の読み取り機にIDカードをかざす必要がある。
ポルシェは2017年、ドイツの新興企業evoparkとの協力により、同名の駐車サービスを開始した。新しいアプリ「Parken Plus」は、当該サービスに替わるもので、サービスや利用可能な駐車施設を拡充している。