仏ヴァレオ、19年の特許出願数で国内2位に

仏自動車部品大手のヴァレオは6月26日、2019年に全世界で1,034件の特許を出願し、仏産業財産庁(INPI)によるランキングで国内2位になったと発表した。同ランキングは仏国内で特許出願した仏企業が対象。ヴァレオは2016年から18年にかけて首位だった。同社は全世界で3万3,300件以上の特許ポートフォリオを保有する。

ヴァレオが2019年に出願した主な特許は、◇電気駆動車向けの48ボルト電源システム(世界シェア40%)◇人工知能(AI)を搭載した照明システム◇車載テレマティクス◇車載カメラやライダー(LiDAR)向けのクリーニングシステム――などがある。

ヴァレオは2019年、グループのOEM向け売上高の13%にあたる20億ユーロ強を研究開発に投じた。研究開発拠点は世界に59カ所あり、約2万人が従事している。同社が中核事業のひとつに位置付ける運転支援システムは現在、全世界で4台に1台の割合で搭載されているという。

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